切迫早産での入院生活を振り返って
切迫早産で約2ヶ月入院していました。入院の経緯についてはこの記事をご覧ください。
貴重な体験だったと思うので書き残しておきます。
入院生活について
入院中は陣痛が始まらないように、24時間点滴を打ち、ベットで過ごしていました。
立ったり座ったりする動作は控え、お風呂も週3回でした。
点滴には副作用があり、無気力、火照り、点滴痛、発疹に悩まされました。
この副作用は胎児にも少なからず影響があるので、子供に申し訳なく辛かったです。
早産になる方が点滴の副作用よりもリスクなので仕方ないと理解しつつも、自分の体質を恨む日々でした。
子供への影響が心配でしたが、問題なく成長してくれているので一安心です。
気にかけながら成長を見守りたいと思います。
入院中は4人部屋で過ごしていて、患者の入れ替わりはありましたが常に同室の人がいる状況でした。
物理的には一人っきりになれる時間がほとんど無く常に緊張した状態でした。
暇だし孤独感がハンパないなので交流したいと思いつつ、なんと話しかけたらいいのか分からず、最後まですれ違ったときに挨拶をするだけでした..。
たらればですが、同室の人と仲良くなれればもうちょっと明るく過ごせたのかなと思います。
入院中にやったこと
音楽を聴く
日頃は何かと忙しく、音楽は何かをしながらでしか聴けていませんでしたが、入院中は音楽だけを聴いて過ごすことができました。
じっくり音楽を楽しむことができてよかったです。
応援ソングを聞いて励まされていました。歌の力は偉大ですね。
病室での生活は季節感がないので夏ソングを聞いて季節を感じていました。
動画視聴
私が入院していた病院はポケットWifiの利用禁止かつ病室にフリーWifiが届かなかったので、フリーWifiを利用できる部屋に移動して動画をダウンロードしていました。
座ってるだけでも具合が悪くなる状況でこの作業は負担があったので本当に見たいものだけしか視聴できませんでした。
もし、入院がわかっていたら予めダウンロードしておくといいかもしれません。
大部屋の場合は他の患者が寝ているかもしれないので音を立ててはいけません。面白い動画を視聴する際は笑ってしまうのを堪える必要があるので大変でした。堪えるのが下手くそすぎて、一度看護師に泣いてると勘違いされて心配されました。
映画などの長時間ものは、2時間毎にある看護師の点滴チェックで視聴を中断されるため、あまり捗りませんでした。
読書
技術書や漫画を読みました。
ちょうどワンピースの無料配信があったのでイッキ見しました。入院中は巻数の多い漫画などの読破に向いてるかもしれません。
起きてる時間のほとんどをスマホ見て過ごして見飽きたときもあったので、紙ベースの本の読書は気分転換にもなり良かったです。
電子書籍派の私ですが、紙の本の良さを改めて感じました。
プログラミング
何もせず日々を過ごすのも飽きてくるので、能動的にできるものとしてプログラミングをしました。
夫と共同開発しているものがあったので、その開発を進めていました。
腕にある点滴が気になって集中できなかったのと長時間座っての作業ができなかったので、進捗はそこまで出せませんでした。今も完成を目指してコツコツ開発してます。
少しでも集中することで気が紛れたり、1週間以内にここまで実装するという目標を設定して頑張れたのは楽しかったです。
ゲーム
点滴があると気になって集中できず捗りませんでした。
点滴が気になる人には、連打必須のアクションゲームよりノベルゲームのほうが良さそうです。
泣く
一般的にストレス解消方法として涙を流すと良いと言われていますが、実際に泣くと少し気持ちがスッキリしてました。
しかし、大部屋では静かに過ごす必要があるので静かに泣く必要がありました。
また、点滴をチェックしに来た看護師に心配されるので泣くタイミングを考える必要があり大変でした。別に心配されたいわけではなく、エシディシのように泣いてスッキリしたいだけなのです。
大泣きしたいときはトイレに篭って泣いていました。トイレで泣くのは少し惨めでより泣けてきました。
いや〜。入院は辛いものですね。
Twitter監視
日頃も時間泥棒のTwitterですが、入院中はより時間を泥棒してくれました。
なかでも同じ切迫早産で入院している人のツイートは励みになりました。
同じ不安を抱えながら入院生活を乗り越え退院した旨のツイートを見たときは顔を見たこともない他人ですが嬉しくなりました。
私もいつかは同じように退院できると希望が持てました。
Twitter以外にも先人の入院ブログも励みになるのでよく読んでいました。先人には感謝です。
この記事も、少しぐらいは誰かのためになれるといいなと思います。
リアルに戦友が作れなくてもインターネット上で作れるので、この時代に生きてて本当良かったと思います。
日記を書く
毎日、日記を書いていました。
入院中の不安や悩みが書き出すことで、自分がなぜこのような感情を抱いているのかを客観的に見ることができて、ちょっとは心のモヤモヤを軽減できました。
最後に
退院して半年以上経過し、今は子供の成長に喜び、笑顔に癒やされ、幸せを感じる毎日です。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とはよく言ったもので、入院生活に感じていた苦悩も今は大した事ないように思えます。1年後にはほとんど忘れてるんじゃないでしょうか。入院時の自分は色んなことに悩んで嘆いていたのですが、忘れてしまうものなのですね。
妊娠、出産を乗り越えた過去の自分に本当に感謝です。過去の自分のおかげで今が幸せです。
また将来の自分にも感謝してもらえるように、今を全力で生きていきたいと思います。